奈良県天川お参り日記
(2001年10月20〜21日)




奈良県天川村 八坂神社
 夜行バス〜近鉄〜バスを乗り継ぎ天川川合(てんかわかわい)まで。そこから天川神社までは徒歩30〜40分かかるのでヒッチハイク。地元工務店の軽トラの荷台に途中まで乗せてもらう。青空の下、風が気持いい!!
 昨年泊まったバンガローの真裏の神社。木がいいです此処は。木漏れ日の中、小鳥がいっぱい鳴いててのんびり。

同 天河弁財天
tenkawa_mokuyoku.GIF 八坂神社から徒歩7〜8分。まずはむかいの大いちょうの木のある寺にお参り(この大いちょう様が3ヶ月前の夏の日に私を呼んだのです)。その後天河弁財天へ。小一時間滞在後、天の川下流の六角岩前の河原でボーっとする。ここもメディテーションスポットらしいが、突然一行三人のうちの一人ラッパーAくんが「身を清めたい」と言ってパンツ一丁になり川に飛び込む。もう10月、水はかなり冷たいよ。一同(爆)。今年の天川は昨年のようにピリピリしてない。鳥や蝶に迎えられマッタリとリラックス。快晴。日差しが暑い。

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天川弁財天から六角岩へ向かう途中に建つ鎮魂堂。
裏の山が何やら凄いらしい。


同 弥山神社(天河弁財天奥社)
 天の川でノンビリしすぎて山小屋の夕食&日没の5時ギリギリに弥山(みせん)山頂の山小屋に到着。
 弁財天のある坪内から川合までまたヒッチ。今度は下市の酒屋さんのトラックが止ってくれる。荷台の酒の空き瓶のケースの上に腰掛け再びオープンカー。途中川合で降ろされ、そこから弥山の登山口の行者環トンネルまでハイクを試みるもつかまらず。途中で見つけたタクシー会社(って1台のみ所有)からタクシーに。運ちゃん(楽しいお話しの数々おおきに)に、今から登ったらヘタすると日没までに頂上に着かないかも、と脅される。トンネル到着後早足で登山。きつかったぁ。ただ天気が良かったので途中尾根から見る風景は絶景。山上は紅葉まっさかり。
 夕食前・後、朝食前・後と計4回お参り。山小屋から100m程しか離れてないけど空気が全然違う。南から吹く風が木々の枝のあいだを通るときに鳴らすヒューヒューという音と、揺れる葉のざわめき。
 夕食後のお参り。夜霧の合間から時々顔を出す三日月。大祓詞、真言を声を上げお唱えさせていただいたあと、南向きの拝殿に向かって手を合わせる。いろんな言葉や思い。親しいひとたちの顔。背後から風に包まれる。ヒューヒュー。サラサラサラサラ。涙がとめどなく溢れてくる。
 翌日朝食後、近畿最高峰八経ヶ岳(1914m)を1時間ほどで往復。頂上からの風景、空を飛んでいるがごとく。最後にもう一度弥山神社にお参り。拝殿の近くにいると自分の身体がいつもより数十センチ浮き上がってるような感覚になり、なんとも気持いいので去り難いも次の目的地・洞川(どろかわ)へ向かわねばならぬので後ろ髪引かれつつ山を降りる。昨日と違って曇り(雲が眼下にもあるのが圧巻)。頭上を小鳥たちの群れが何度も我々の上をピーピーと鳴きながらお見送り。山小屋のご飯もおいしかったし、たっぷりと充電できました。
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弥山から下山。沢で一服。
東京から持参した石を洗わせていただく。


同 龍泉寺
 例によって弥山登山口から川合までヒッチ。大阪から紅葉を見に来た初老ご夫婦のRV。川合から洞川までは、下市からドライブ中のおじさんたちのRV。我々三人の風体を見てどこかの外国人かと思い(笑)様子を見ようと車を停めたとか。
 洞川では、一行の一人Kくんが聞いてきた某山には入れず、「ゴロゴロ水」近くの茶屋で休憩後、洞窟見学(←ローテクな野暮ったさがなんともいえん)してから龍泉寺へ。大峯山に登る前の修行者が此処で身を清めていくそうです。みそぎに使う池をちょうど清掃中。夕方の最終バスで近鉄下市口駅へ向かう。

てなわけで道中記も兼ねてのお参り日記。
充実の天川でした。


今回の道中でのスナップは「ちょっとひとやすみ」コーナーにもあります。